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石角 元志*; 樹神 克明; 梶本 亮一; 中村 充孝; 稲村 泰弘; 池内 和彦*; Ji, S.*; 新井 正敏*; 社本 真一
Condensed Matter (Internet), 4(3), p.69_1 - 69_10, 2019/09
中性子非弾性散乱により観測された磁気共鳴モードのQ依存性という初めての手法で、FeTeSeの超伝導対称性がs波であることを実験的に示した。
目時 直人; 小池 良浩*; 芳賀 芳範; 大貫 惇睦*
Physica B; Condensed Matter, 259-261, p.660 - 661, 1999/00
被引用回数:2 パーセンタイル:16.46(Physics, Condensed Matter)われわれの最近の研究から重い電子系超伝導体UPdAlの磁気励起スペクトルに超伝導ギャップが出現することを発見した。今までの実験では反強磁性ブラッグ点近傍のみに磁気励起が観察されていた。今回装置の感度を上げ、より広い波数領域にまで測定範囲を広げたところ、UPdAlの磁気秩序とは異なる反強磁性モード(0.5 0 0.5)においても超伝導転移にともなってギャップを示すことを発見した。
目時 直人; 芳賀 芳範; 小池 良浩*; 大貫 惇睦*
Physical Review Letters, 80(24), p.5417 - 5420, 1998/06
被引用回数:98 パーセンタイル:92.56(Physics, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体UPdAlにおいて超伝導転移温度T以下で反強磁性ピーク強度が1%減少することを観察した。これは磁気及び超伝導秩序パラメータの結合によって理解できる。同じ現象をUPtやUNiAlにおいても観察し、これが重い電子系超伝導体において特徴的な現象であること、またピーク強度の減少と磁気モーメントの大きさに相関があることを明らかにした。さらにT以下で磁気励起スペクトルに0.4meVのギャップが生じることを発見した。このギャップは2kTに相当し、BCS理論の3.5kTよりも小さい。ギャップはT以下0から連続的に増加し、H以上の磁場で消失する。これらの結果から超伝導ギャップであると結論した。重い電子系超伝導体の超伝導ギャップは本研究によって初めて観察された。ギャップの大きさは波数に依存し、この化合物の異方的ギャップを反映していると思われる。
小池 良浩*; 目時 直人; 芳賀 芳範; 大貫 惇睦*; 森井 幸生
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.823 - 825, 1998/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)重い電子系超伝導体UPdAlの反強磁性秩序と超伝導の相関を調べるために中性子散乱実験を行った。その結果(000.5)(100.5)及び(001.5)反強磁性ピークの強度が超伝導転移温度T以下で1%減少することを観察した。これは磁気及び超伝導秩序変数の結合によって理解できる。一方(001)核散乱ピークは温度変化を示さなかった。そのため観察された磁気ピーク強度の減少は超伝導転移に伴う微小な結晶のひずみや、中性子吸収断面積の変化等によるものではなく、磁気モーメントの減少によることが明らかになった。さらに中性子非弾性散乱実験の結果、反強磁性ブラッグ点ではT以下で超伝導ギャップが観察された。ギャップによる非弾性散乱ピークの積分強度はブラッグピークのそれに比例し、しかも(001)ではなんらシグナルは観察されなかったことから、この非弾性散乱ピークが磁気的な起源を持ち、反強磁性秩序と同じ対称性を持つ揺らぎによることが明らかになった。